VSCodeの標準機能でMermaidがプレビューできるようになりました
はじめに
VSCodeの拡張機能Markdown Preview Mermaid Supportをご存じでしょうか。Markdown内のMermaid記法をレンダリングし、VSCodeのプレビューに図を表示してくれるもので、Mermaidでは定番の拡張機能です。
2026/5/20にリリースされたVSCode v1.121にて、この拡張機能がVSCode本体へ統合され、ビルトインの機能となりました。今回は、この件について所感を記しておこうと思います。
参考:Visual Studio Code 1.121 - Mermaid diagrams in Markdown preview and Notebooks
気づいたきっかけ
先日、VSCodeでMarkdownのプレビューを開いたときに、Mermaidチャートが表示されない現象が発生しました。
試しに該当の拡張機能をアンインストールしてみると無事にプレビューできるようになり、そこで拡張機能がVSCode本体に統合されたことを知りました。 ビルトインの機能と拡張機能が競合していたのかもしれません。
拡張機能とセキュリティ
この拡張機能が本体にマージされたのとちょうど同じ頃、GitHub社のリポジトリがVSCode拡張機能経由で不正アクセスを受けた件は記憶に新しいですが、それ以前からも「VSCodeは拡張機能に依存しすぎている」という声はよく耳にしていました。
企業における対策としては、拡張機能をホワイトリストで管理できれば安心なのだろうと思いますが、現実的にはなかなか難しいように思います。
そういったセキュリティの観点から見ると、今回のように多くの人が使うであろう機能が本体に取り込まれていくのは望ましいことだと思います。
何をビルトインにし、何を外部拡張に任せるか
その一方で、あらゆる機能を本体に取り込んで重たいエディタになっていくのは、個人的には望ましくないです。
VSCodeの良いところは、本体がプレーンなエディタでありながら、任意で欲しい機能を拡張できるところだと思っているためです。
何をビルトインにして何を外部拡張に任せるかという線引きは、VSCode開発チームにとっても悩ましいテーマだろうと思います。たとえば「あの言語はビルトインで対応しているのに、あの言語は対応しないのか」というような論争の火種にもなりやすそうです。
今回MermaidのプレビューがVSCode本体に統合されたのは、Markdownが人間とAIの標準的なインターフェースになっており、多くのVSCodeユーザーにとって恩恵があると開発チームが判断したからではないか、と個人的に推測しています。今後、どういった機能がVSCode本体に統合されていくのか、注目したいと思います。
以上